乃木坂46の賀喜遥香が、TOKYO FMのレギュラー番組に出演。絵本作家を目指す22歳の女性リスナーと電話をつなぎ、好きなことを仕事にする大変さや、それを乗り越えて前を向けるような考え方を伝えました。
（TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK! 乃木坂LOCKS!」5月12日（木）放送分）



――リスナーの相談メッセージ

私は絵本作家になりたくて絵を描いています。周りは就職してしまったのですが、自分は絵を描いて応募したり、ひたすら絵本を読んだりするだけで仕事に繋がらず、焦りばかりが募ってしまいました。

絵を描くことも悩んでしまって思うように描けなくなって、泣きながら描くことが増えました。そんなことを言っていては仕事にすることができないとわかっていますが、遥香先生に少しでも良いので絵が描けないときの乗り越え方を伺いたいです。

――リスナーと電話対談

賀喜：もしもし！ 絵本作家さんを目指してらっしゃるんですね？ ずっと昔からの夢だったんですか？

リスナー：子供のころから絵本が大好きで、死ぬまでになりたいという夢があります。まだ始めたばっかりですけど。

賀喜：大学を卒業して、フリーで活動されているって感じですか？

リスナー：そうですね。

賀喜：オリジナルの絵って描いてたりするんですか？

リスナー：正式にいるのは1つだけ……。

賀喜：お！ どんなキャラなんですか？

リスナー：『とてちん。』という名前のペンギンさんですね。

賀喜：（『とてちん。』のイラストを見て）かわいい～！ うわー！

リスナー：ありがとうございます。『とてちん。』は、大きさと体重が決まってます。

賀喜：え～！

リスナー：身長が5“ペン”、体重が200“ペンペン”です！

賀喜：かわいー！

リスナー：好きな物は、桃なんです！

賀喜：桃!? めっちゃかわいい～。（絵本を）読んでみたいなと思いました！

リスナー：本当ですか!? 嬉しいです！



賀喜：そんな素敵な絵を描いているけど、今、悩んでたりするんだよね？

リスナー：周りは仕事に就いたんですけど、自分は毎日絵を描いていて……。ずっと好きだったのでいいはずなんですけど、好きが故に苦しくなることがあって。好きを仕事にすることの、大変さとか苦しみとかの乗り越え方ってあるんだろうか？ って思ってしまいました。

賀喜：たしかに、好きな気持ちって大きいからこそ……。私も好きで乃木坂46に入ったけど、好きだからこそ好きなグループに私がいるのはなんか違うなとか思っちゃったりとか……。好きな気持ちって、自分を潰しがちな気がするんですけど（笑）。

リスナー：あ～……（笑）。

賀喜：それを1回別のところに置いといて……好きなものは好きだけど、「私はプロフェッショナルなんだ！」みたいな気持ちで仕事をするようになってから、区別できるようになった。ちょっと心が楽になったなと思いました。なんか難しいけど、好きなことを仕事にできる人って、本当にかっこいいなと私は思います！

リスナー：ありがとうございます！

賀喜：自分の絵を見せることも、勇気がないとできないなって思うから。絵本って文章も書くじゃないですか？ 私は、自分が書いた文章を他人に読まれるとドキドキしちゃうから……（笑）。

リスナー：わかります！

賀喜：だから、「好き」って気持ちとか「やりたい」って気持ちがないと、絶対に挑戦できないなと思います。いつか『とてちん。』の本を出したら、ぜひ読ませてください！

リスナー：はい！ 頑張ります！

賀喜：この絵も温かい気持ちになれました。めっちゃ応援します！

リスナー：ありがとうございます！

――電話を切ったあと……

賀喜：私の隣に『とてちん。』がずっといるんですけど、すごいポカポカします（笑）。いまの世の中、自分の好きな事を仕事にしたいと思っている人はたくさんいると思うんですけど……そうなると絶対にぶち当たる壁があると思うんです。誰しもがぶつかる壁だと思うんですけど、自分が好きなことを自分が信じて……一緒に頑張りましょう！ 私もすごい共感しちゃいました。私も頑張ります！

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リスナーが描いた『とてちん。』のイラストは、番組のオフィシャルサイトで紹介されています。