人気グループ・TOKIOの城島茂、国分太一、松岡昌宏がイメージキャラクターを務めるフマキラー『ベープ』新テレビCM・おすだけベープ『これだけ覚えて』篇、スキンベープイカリジン『これだけ覚えて』篇が、8日から放送される。今回も国分がCMソングの作曲を担当し、インパクトたっぷりの音楽が完成。さらに国分、松岡はキーボード＆ドラムを演奏、城島さんはノリノリダンスを披露している。

　舞台は流通の最前線であるドラッグストアの店頭。フマキラーがつくった製品をTOKIOの3人がバトンのように受け取り、演奏やダンスの連携プレーで客との間をつなぐ役割を担いながら前作から続く「伝えたい」という思いがしっかり継いでいく続篇としてストーリーを描く。

　スタジオに入ると念入りに監督との打ち合わせを始めたのは国分。出演者としてだけでなく、企画・演出や音楽制作、さらにアイコンのデザインにまで携わった。特にCMソングの制作は大変だったようで「メロディーはすぐできたけど、今まででいちばん時間がかかった。今までにない大作だね」と、制作の苦労も。抑揚のある盛り上がりのある曲を監督も絶賛した。

　撮影現場に登場した松岡は奥に用意されたドラムセットを眺めながらスタッフと音楽談義に花を咲かせる。「いいね～、スネアにペダル、ハット最高」と、スティックをクルクルと回すパフォーマンス。リハーサル段階から完璧な演奏でスタッフを驚かせた。その様子を見ていた国分が「今のよかったよ」と声をかけるとスタジオに大きな拍手が巻き起こり、松岡は「恥ずかしいなぁ」と照れくさそうに笑った。

　楽器を持たずダンスパフォーマンスで見せ場を作った城島は本番前からノリノリでリズムを取り、歌に合わせ「ベープ」と合いの手を入れるシーンも一発OK。ミラーボールの光を浴びてポーズをとる場面では「サタデーナイトのトラボルタみたいですね」と笑いながら、指を高く突き上げるポーズをビシっとキメ、監督を「完璧です」とうならせる。しかし、モニターで映像を確認した自身の姿に城島は「ちょっとイラっとするね（笑）」と苦笑。国分は「みんなにイラっとしてもらおうよ（笑）。これだけでCM作れないかな～」とつぶやき、周囲を笑わせていた。

　陳列棚の影からこっそりと店内を覗くシーンの撮影に臨んだ城島は「家政婦っぽい感じで」というリクエストで俳優魂に火がついたようで、真面目とおもしろさをバランスさせた絶妙な演技でスタジオを沸かせました。続いて行われたキーボード演奏シーンの撮影では、曲を生み出した国分が作曲者として完璧な演奏を披露。カメラアクションを変えながらフルコーラスを3回連続で演奏した国分は「さすがにしんどいですね～（笑）」と苦笑いしながらも「すぐ次、行けますか」というハードなオーダーにコクリと頷き、笑顔で熱演していた。

　楽曲を担当した国分は「『頭にこびりつくメロディー』を考えるということだけを徹底してきました。まあ曲ができたらあっという間にできたんですけど、アレンジとか音楽としての構成にすごく時間がかかりましたね。その分、想いも集約されているので、非常にいい仕上がりになったんじゃないかと、私は思っていますけど」と自信。「アレンジのところで言うと、蚊の音を何個か作って、殺虫剤のプシューって音も入ってるんです」とこだわったそう。

　演奏シーンに松岡は「意外とすんなり抵抗もなく。ちょっと久々だったんですけど、ドラムに座ってカメラの前で演奏するのは。違和感なかったですね、やっぱり10代の頃からやってたのが身体に染み付いてるのか。なんか不思議な感じでした、自分が演奏している姿を見るのは。ちょっと恥ずかしいような」と明かすと国分も「なんか恥ずかしさあるよね」と同調。松岡は「おもしろいのは、途中でちょっとハーフテンポになるんですけど、ドラムのリズムを勝手に変えちゃったりとかしてね（笑）。ああやって遊べるといいな～みたいな」と満喫した。

　4月1日で『株式会社 TOKIO』は2年目に突入。城島は「もう2年目ですけど、振り返ったら1年があっという間で 土壌づくりの1年だった気がします。そこに種を蒔（ま）いてどんな芽が出るか、どんな花を咲かせて実をつけるか これからのボクらの力にかかってるんじゃないかと思うんですけど。やっぱりこれからですね、1年目は準備がいろいろかかりましたから。これから勝負することになります」と気持ちを新たにしている。